美味しいコーヒーとは
こんにちは,うさげです.
今日は美味しいコーヒーってなんだろうなって話です.
誰もが美味しいと思うコーヒーはない
誰もが美味しいと思うコーヒーはこの世にはありません.
例えば甘~いケーキが好きな人もいれば,嫌いな人もいます.
味覚は人それぞれ違うためです.
コーヒーも苦いコーヒー,甘いコーヒー,フルーティなコーヒー,コーヒーの味の要素には色々なものがあります.
豆の種類,豆の栽培地域や作り手,精製方法,豆の保管方法,焙煎の方法,抽出の仕方など味を決めるファクターはたくさんあります.
どれか1つでも違えば,違うコーヒーの味となるのです.
その味は,料理などと同じように趣味嗜好が人それぞれ異なります.
また,そのときに必要としている栄養素によっても味覚が変わってしまいます.
気分や体調で味覚は変化してしまうのです.
"美味しい"は人が決める
人々が言う"美味しい"とは一体どこから来るのでしょうか.
それは人の五感です.
目で見て,鼻で嗅いで,舌で味わって,口腔で触れて,耳で楽しむ.
舌以外は味に寄与しないのではないか,というのは間違いです.
もしそうであれば,コーヒー屋さんやレストランはお洒落な音楽を流したり,フカフカの椅子を用意したり,ましてや管理の面倒くさい観葉植物なんてものは置かないのです.
小学生のときに遠足で食べた,冷めたおにぎりが美味しいのと同じことですね.
"美味しい"は舌で感じる以上に色々な部分から成る複合感覚なのです.
コーヒーの話題に戻りますが,コーヒーの世界の"美味しい"も人間が決めています.
コーヒーの世界ではスペシャルティコーヒーやCup of Excellence (COE)というコーヒーの格付けがあります.
これは我々消費者や,生産者との間にいる焙煎(加工)などを行なう人達が,豆を選ぶ際の指標となります.
これらの格付けでも人間の五感が使われています.
もしこれが科学的に分析された数値で格付けされているのならば,完璧に近いコーヒーができることでしょう.
しかし,人類が"美味しい"と感じることはまだまだ科学的に解明されていないところが多くあり,そのような指標はつくれません.
また,仮に味覚や嗅覚が完全に解明されても,定められた"美味しい"は統計的なものにしかなり得ないのです.
なぜならばはじめに書いたように人それぞれの好みがあるためです.
まとめ
多くの人が美味しいと思うコーヒーはあるが,全ての人が美味しいと思うコーヒーはない.